こ-だいと、CGアニメと、えんぎもんと。

アニメ―ション監督・CGアニメーターの「こーだい」が、アニメや縁起物・日本文化について語ります

僕がLightWaveを使い続ける理由

LightWaveはCG業界以外の人には、光の波?なんじゃそれ?と思われる方が多いと思いますし、使っている人が少ないのでもしかしたらCG業界でも知らない人がいるかもしれません。

LightWaveは3DCGを作成するソフトです!

有名なCGソフトと言えば、3dsMAXやMAYAで、無料で使用できるblenderなんかも最近は話題にあがることが多いように思います。

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LightWaveをメインツールとして使用している有名な会社は、YAMATOWORKS、神風動画、サブリメイションの3社になると思います。

この3社は共同でプラグイン開発をしていて、DSTORM(日本でライトウェーブを販売している会社)のサイトで公開していますね。僕も使わせてもらっています。

あとは、自分とこのスタジオななほしだったり、マシモさんとこだったり、小さい規模や個人レベルで使用しているプロの人はそこそこいるように思います。

 

LightWave2018のカタログを見ると、結構いろんな作品がつくられているんだなという印象です。「えんぎもん」も掲載して頂いています。

http://www.dstorm.co.jp/archives/catalog/LW2018_brochure.pdf

 

使っている人が多いソフトの方がメリットは多いのですが、なぜ僕がLightWave使い続けるかというと、それは、リアルを追及するCGより工夫して絵作りをするCGアニメに相性が良いからです!

LightWaveは他のソフトではデータが壊れてしまうような裏技的なことができるので、工夫する余地が大きく、その結果作業効率も上がります。ソフトの慣れもありますが、自分が他のソフトを使用するよりLightWaveを使用した場合、作業スピードは倍は早いです。

また、価格面でもリーズナブルです。3dsMAXやMAYAはサブスクリプションと言って、1年使用するのに25万程度かかりますが、ライトウェーブはCGiNなどのサイトで13万円程度売っていますので、1度買えばいつまでも使用できます。(2~3年ごとにアップグレードがありますが、それも5万円程です。)

小規模のチームには導入しやすい金額なので、とてもありがたいです。 

 

ただ3dsMAXやMAYAは学生は3年間無料で使用できることもあり、教育の現場で多く使われています。教育の現場を抑えることがユーザーを増やす上でとても重要なので、その辺りはうまいなぁと思います。もちろんLightWaveにも学生版はあります。

 

最近で言えば、「ニンジャバットマン」を作成した神風動画×YAMATOWORKSのような作品や、サブリメイションや、スタジオななほしの「えんぎもん」みたいな作品を作ってみたいという人は、ぜひLightWaveに挑戦してもらえると嬉しいです!

 

神風動画がLightWaveを使う理由『COCOLORS』

http://ani-ko.com/39-yokoshima04

神風動画が LightWave 3D を選ぶ理由

演出で観る者を魅了する! TV アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』OP ムービー | 特集 | CGWORLD.jp

サブリメイションは、なぜMODOLightWaveを使うのか?

サブリメイションは、なぜMODOとLightWaveを使うのか?(後編) | インタビュー | CGWORLD.jp

なんて記事もありますね。あわせてどうぞ。

 

 これから、LightWaveのTIPSや「えんぎもん」のメイキングも紹介していきますので、LightWaver(LightWaveのユーザー)が増えることを願っております。